フリーランス 教員

私が教員を辞めた3つの理由

この記事を読んでくれている人は、教員を続けようか、辞めるか、今まさに悩んでいるのではないでしょうか?

本記事は、私が教員を辞めた理由を3つ紹介しています。

読み終えれば、あなたも教員辞めたあとの自由な未来を考えてみたくなるかもしれません^^

それでは内容にいきましょう。

教員の『 やりがい 』

『 やりがい 』

この言葉なしで教員は語れない!と、個人的には思っています。笑

教員という仕事は、私にとってもとても『やりがい』のある仕事でした。

私は6年間公立の学校に勤めていました。

日々、子どもたちが成長する姿。

みんなで一丸となって行事に取り組む姿。

このような姿を身近で見ることができ、毎日が新鮮でとても楽しかったです。

授業や行事などの準備も、教員がやればやるだけ子どもたちも返してくれます。

これが教員の仕事であり、『やりがい』になるのですが…

「もっとわかりやすく!」

「もっと活動しやすいように!」

「もっと子どもたちの意見を取り入れよう!」

「もっと子どもたちの喜ぶ顔が見たい!」

もっともっと!と思えば思うほど時間はかかります。

そしてこの工夫には終わりがありません。

よく言う”沼”ってやつですね。笑

私もこの『やりがい』の沼にハマり

プライベートと仕事の境がなくなり

気づくと体調不良をくり返すようになっていました。

教員はとても『やりがい』のある仕事です。

しかし「ここまですれば終わり!」という明確なものがないので

上手くわりきれない人には、それが苦しいところでもあります。

  

教員をやめた理由① 家族で過ごす時間

私が教員をやめた一番の理由は、家族とすごす時間、プライベートな時間を確保するためです。  

ワークライフバランスがとれる人は

教員でも上手くやっていくことは十分可能だと思います。

しかし私の場合は、一度やり始めるとのめり込んでしまうため

『教員』『家庭』の 両立  

ではなく

『教員』『家庭』の 選択  

になってしまう不安がありました。

教員として

 「授業準備もできるだけ丁寧にしたい。」

 「子どもたちともしっかり関わっていきたい。」

 「部活もちゃんとついて指導したい。」

そう思うと、どうしても帰りが遅くなってしまいます。

しかし、家庭の時間を確保するためには、どこかで仕事をセーブしなければいけません。

「あれもしたい!これもしたい!」

という性格の私にはこれが結構苦痛なんです…。

そして早く帰ることで、やりたい仕事が終わっていない焦りから、家でイライラしてしまう未来が想像できました。

娘と一緒に暮らせるのも十数年かもしれないと思った時に、今しかないこの時間を後悔ないように過ごしたい

仕事に時間を取られすぎることで娘に寂しい思いをさせたくないと思い、一度教員をやめる決断をしました。

  

教員をやめた理由② くり返す体調不良…

私は元々体調を壊しやすいタイプだったのですが、働き始めてから年々病院にかかる回数が増えていきました。

頻繁に熱を出しては点滴を打ったり、薬を飲んでいないと全身蕁麻疹が治らなかったり、心療内科に通ってみたり…と心身のいたる所に不調が出ていたのです。

そして私が体調を崩し休むことで、他の先生方や子どもたちにも迷惑をかけてしまう。

そう思うと申し訳のない気持ちでいっぱいになり、次第に体調不良をくり返すこともストレスになり…

と、完全に悪循環でした…笑

産休に入る前、体調を崩しがちだったこともあり、先生方の配慮で教室にいる時間を減らし、教材準備をする時間をいただいていました。

そうしていると勤務時間内にある程度の授業準備もでき、次第に余裕が生まれてきたため体調も落ち着いてきました。

そして産休・育休に入ると、今までの不調が嘘のようにピタッと止まったんです。笑

仕事のストレスが思っていた以上にあったんだなー。とその時思いました。

勤務形態を育児短時間とかにして復帰することも考えましたが

「短い時間の中でちゃんと仕事を終わらせることができるのか?」

「また体調を崩して職場にも家族にも迷惑をかけるのではないか?」

そんな不安を拭いきれず、これを機に教員生活を一度リセットしよう!と思い、やめる決断をしました。

教員をやめた理由③ やりたい仕事

ここまでネガティブな内容が多くなってしまいましたが、もちろんポジティブな思いもあります!笑

私は旅行が趣味だったため、以前から勤務場所や勤務時間にとらわれない自由な働き方に憧れていました。

『フリーランス』ってやつです!

   

教員をしているとなかなかまとまった休みが取れません。

(教員に限らないかもですが…笑)

休日も部活や大会が入るため、丸一日休みという日は珍しいくらいです。

時間の自由のきくフリーランスは、私にとって理想の働き方に感じました。

産休・育休の間にフリーランスについて調べ、中でもWebライターの仕事に興味を持ちました。

前からSNSや文章を書くことは好きだったので「ブログや自分の好きな記事を書いてみたい!」と思ったからです。

でも教員は原則副業はできません。

別の仕事もやってみたいとなると辞めるしかありません。

他の元教員の方のブログを見ると、教育委員会などに許可をもらうという方法もなくはないようですが

なんせ厄介…笑

職場や生徒・保護者に見つかった時を想像するとちょっと…。って感じですよね。

もちろんはじめの数ヶ月は収入もないだろうし、給料は自分次第。教員と違って退職金もありません。

でも「やってみたい!」と好奇心が勝りました!

今まではどこかで「でも実際は難しくない?」と思う自分もいました。

でも、産休・育休の期間を経て、体調を壊しながらプライベートの時間を削って働き続けるよりは

上手くいくかわからないけど好きなこと・楽しそうなことに自分の時間を使っていきたいと思いました。

何しても自分の人生は一度きりですもんね。

あと何年、何十年あるかわからない自分の時間を好きなことだけで埋めていきたい。

できるだけニコニコ笑って過ごしたい!

最終的にこの思いが教員をやめる決断につながりました。

まとめ

教員という仕事は、とても『やりがい』のある仕事です。

ここでしか味わうことのできない経験もたくさんあります。

その上、安定した収入もあり、福利厚生もいい。

将来、安定した生活を送りたい人にとっては、とてもいい仕事と言えるでしょう。

でももし今、苦しいことの方が多いなら

体調を壊し続けているのなら

教員以外の選択肢を考えてもみてもいいかもしれません。

大切にしたいことは人それぞれだと思います。

最悪戻ろうと思えばいつでも戻れる!←笑

と思い切って決断してみてもいいかもしれません^^

実際、教員をやめたことによって

のびのび生きている人間がここにいます!笑

一度しかない自分の人生。

できるだけ笑顔で過ごしていきたいですね。

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